日本の食材で簡単!世界の定番ヴィーガンタイグリーンカレー
世界の定番タイグリーンカレーを日本の食材で手軽に
タイグリーンカレーは、ココナッツミルクのコクとスパイスの香りが特徴的な、世界中で愛される定番タイ料理です。通常、鶏肉や魚介類、魚醤(ナンプラー)が使われますが、このレシピでは動物性食材を一切使わず、日本のスーパーで手に入りやすい野菜と市販のヴィーガン対応ペーストを使って、本格的な風味を手軽に再現します。
「世界の定番ヴィーガンレシピ集」では、海外の美味しいヴィーガン料理を日本の食材で実現することを目指しています。このタイグリーンカレーも、特殊なハーブやスパイスを多く使わずとも、身近な材料とちょっとした工夫で十分に美味しく作ることができます。
材料リスト
(2〜3人分)
- 市販のヴィーガン対応グリーンカレーペースト:大さじ2〜3(お好みの辛さで調整)
- ココナッツミルク:400ml(1缶)
- 水:100ml または 野菜だし 100ml
- お好みの野菜(ナス、ピーマン、パプリカ、たけのこ水煮、きのこ類など):合わせて200g程度
- 玉ねぎ:1/2個
- 植物油(サラダ油、ココナッツオイルなど):大さじ1
- 醤油:小さじ1〜2(ナンプラーの代わり)
- 砂糖:小さじ1/2〜1(ココナッツシュガーやきび砂糖でも可)
- 塩:ひとつまみ(味をみて調整)
- バジルまたはパクチー(お好みで):適量
- ごはん:適量
作り方
- 玉ねぎは薄切り、ナスやピーマンなどお好みの野菜は一口大に切ります。たけのこ水煮を使う場合は、水気を切っておきます。きのこ類は石づきを取り、ほぐしたり切ったりします。
- 鍋またはフライパンに植物油を熱し、中火で玉ねぎを炒めます。しんなりしてきたらグリーンカレーペーストを加え、香りが立つまで1分ほど炒めます。
- ココナッツミルクと水を加えます。木べらなどで鍋底のペーストを溶かすように混ぜながら、一度煮立たせます。
- 切った野菜を全て加え、再び煮立ったら蓋をせず、野菜が柔らかくなるまで弱火で10分ほど煮込みます。ナスやピーマンなど、火の通りやすい野菜は後から加えても良いでしょう。
- 醤油、砂糖、塩で味を調えます。辛さが足りない場合はグリーンカレーペーストを少量追加してください。
- 器にごはんを盛り、カレーをかけます。お好みで刻んだバジルやパクチーを添えて完成です。
日本の食材での代替アイデア・ポイント
- グリーンカレーペースト: 市販品を使用する際は、原材料にエビペーストなどの動物性原料が含まれていない「ヴィーガン対応」や「プラントベース」と明記されたものを選んでください。種類によって辛さや風味が異なりますので、パッケージの表示やレビューを参考に選ぶと良いでしょう。
- ナンプラーの代替: タイ料理特有の魚醤であるナンプラーはヴィーガンではありません。代替としては、日本の醤油が手軽に使えます。少量加えるだけで風味が締まります。さらにタイ風の風味を加えたい場合は、醤油に少量の塩麹をプラスしたり、隠し味に昆布茶をひとつまみ加えることで、旨味と奥行きを出すことができます。
- タイのハーブ・野菜: タイの食材店で入手できるホラパー(タイバジル)やパクチー、タイナス、ライムリーフ、レモングラスなどが本来使われますが、日本のスーパーでは手に入りにくい場合があります。このレシピでは、入手しやすい日本のバジルやパクチーで風味付けを提案しています。ナスやピーマン、パプリカ、旬の日本の野菜(きのこ、里芋、かぼちゃなど)で十分に美味しく作れます。たけのこ水煮は多くのスーパーで一年中手に入り、タイカレーによく合う食感です。
調理のコツやアレンジ案
- ペーストをしっかり炒める: 工程2でペーストを油でしっかりと炒めることで、香りが引き立ち、より本格的な風味になります。焦げ付かないように注意しながら行ってください。
- ココナッツミルクの分離を防ぐ: ココナッツミルクは温度変化や煮込みすぎで分離しやすい性質があります。煮込み中は弱火を保ち、かき混ぜすぎないようにすると分離しにくくなります。もし分離してしまっても味に大きな影響はありません。
- 辛さ調整: グリーンカレーペーストの量で辛さを調整します。少量から試してお好みの辛さにしてください。辛いのが苦手な場合は、ココナッツミルクの量を増やしたり、水を多めに加えても良いでしょう。
- アレンジ: 鶏肉の代わりに、ソイミート(大豆ミート)を戻して加えたり、食べやすい大きさに切った厚揚げや木綿豆腐を加えても、食べ応えのある一品になります。また、ごはんにかけるだけでなく、茹でた米粉麺(フォーなど)やうどんにかけても美味しく召し上がれます。
日本の身近な食材と市販のペーストを活用することで、世界の定番であるタイグリーンカレーも、ヴィーガンで手軽に楽しむことができます。ぜひお試しください。