日本の食材で簡単!世界の定番 ヴィーガンタブレ風
世界の定番、ヴィーガンタブレを日本の食材で
「タブレ(Tabbouleh)」は、レバノンをはじめとする中東地域で親しまれている、パセリやミントをたっぷり使った爽やかなサラダです。ブルグル(挽き割り小麦)やクスクスを使い、トマトやきゅうり、玉ねぎなどの野菜と和えるのが特徴です。ヴィーガン対応も容易なこの定番サラダを、今回は日本のスーパーで手軽に手に入る食材を中心にアレンジしてご紹介します。
新鮮なハーブをたっぷりと使うタブレは、そのまま副菜としていただくのはもちろん、ファラフェルやフムスなど他のヴィーガン中東料理の付け合わせとしても最適です。今回は、日本の食材で美味しく、そして簡単に作れる方法を追求しました。
材料(2〜3人分)
- クスクス: 100g
- 熱湯: 100ml
- トマト: 1個(中サイズ)
- きゅうり: 1/2本
- 玉ねぎ: 1/4個(または新玉ねぎ 1/2個)
- パセリ: 20g(たっぷり使用します)
- ミント: 5g(お好みで増減してください)
- レモン汁: 大さじ2〜3
- エキストラバージンオリーブオイル: 大さじ3
- 塩: 少々
- 黒こしょう: 少々
作り方
- クスクスをボウルに入れます。熱湯を注ぎ、蓋をするかラップをして5〜7分ほど置き、クスクスが水分を吸って膨らむまで蒸らします。フォークでほぐしておきます。
- トマト、きゅうりはヘタを取り除き、5mm角程度の細かいみじんに切ります。玉ねぎも同様に、できるだけ細かいみじんにします。玉ねぎの辛味が気になる場合は、水に5分ほどさらしてから水気をしっかり絞って使用してください。
- パセリとミントは、茎を取り除き、葉の部分を束ねて包丁で細かく刻みます。特にパセリは量が多いため、丁寧に細かく刻むことで口当たりが良くなります。
- ボウルに(1)のクスクス、(2)の野菜、(3)の刻みハーブを全て入れます。
- (4)にレモン汁、オリーブオイル、塩、黒こしょうを加えて、全体が均一になるように優しく混ぜ合わせます。
- 味見をして、必要であれば塩やレモン汁で味を調えます。冷蔵庫で30分ほど冷やすと味がなじんでより美味しくなります。
日本の食材での代替アイデア・ポイント
- クスクス: 近年、日本のスーパーでもパスタや乾物のコーナーで見かけることが増えました。もし見つかりにくい場合は、インターネット通販などを活用するのも良い方法です。クスクスが見つからない場合の究極の代替案としては、ごく粒の小さい乾燥パスタを細かく砕いて使用することも可能ですが、本来の食感とは異なりますので、やはりクスクスの使用をおすすめします。
- パセリとミント: 新鮮なパセリとミントは、スーパーのハーブコーナーで比較的入手しやすくなりました。特にパセリはたっぷりと使うのがタブレのポイントです。もし新鮮なミントが手に入りにくい場合は、乾燥ミントを少量(生の1/3〜1/4程度)で代替することも可能ですが、生のミント特有の爽快感は弱まります。パセリも乾燥パセリで代替できますが、風味や食感が大きく変わるため、できる限り生を使用してください。また、日本の青じそ(大葉)を少量加えると、和風のニュアンスが加わり新鮮な美味しさになります。
- 玉ねぎの辛味: 春先に出回る新玉ねぎを使用すると、辛味が少なく、水にさらす手間が省けます。普通の玉ねぎを使う場合は、しっかり水にさらすことで辛味を和らげることができます。
調理のコツやアレンジ案
- ハーブはたっぷりと: タブレはパセリやミントが主役のサラダです。レシピの分量は目安ですが、思い切ってたっぷり使うことで本場の爽やかさを再現できます。
- 野菜のカット: 野菜のサイズを均一に、小さく切ることでクスクスやハーブとのバランスが良くなり、食べやすくなります。
- 味をなじませる: 調味料と混ぜ合わせた後、少し時間をおいて冷やすと、それぞれの味がなじみ、より深みのある美味しさになります。
- アレンジ:
- ボリュームアップしたい場合は、茹でたひよこ豆やレンズ豆を加えるのがおすすめです。
- 食感のアクセントに、刻んだアーモンドやくるみを加えても美味しいです。
- 中近東風の風味を強めたい場合は、少量のクミンパウダーやオールスパイスを加えてみてください。
このレシピで、日本の身近な食材を使って、世界の定番ヴィーガンタブレの爽やかな美味しさをぜひお楽しみください。