じゃがいも・卵なしでも美味しい!日本の食材で簡単ヴィーガンじゃがいもオムレツ風
世界の定番を日本の食材で手軽に:ヴィーガンじゃがいもオムレツ風
スペインの家庭料理として世界中で親しまれているトルティージャ、いわゆるスパニッシュオムレツは、じゃがいもと卵を主な材料とした、シンプルながら満足感のある一品です。本来はたっぷりのオリーブオイルでじゃがいもを揚げ焼きにし、卵で固めて作るものですが、卵を使わないヴィーガン仕様で、日本のスーパーで手に入る身近な食材を使って手軽に楽しめるレシピをご紹介いたします。
このレシピでは、卵の代わりにある日本の食材を使うことで、見た目も食感もオムレツに近い仕上がりを目指しました。特別なスパイスや調理器具は不要です。いつものフライパンで、手軽に本格的な味わいのヴィーガンじゃがいもオムレツ風を作ることができます。
材料
(直径20cm程度のフライパン1台分)
- じゃがいも:中2個(約300g)
- 玉ねぎ:1/2個(約100g)
- 木綿豆腐:1丁(約300g)
- 片栗粉:大さじ3
- 塩:小さじ1/2
- こしょう:少々
- ターメリックパウダー(あれば):小さじ1/4(色付け用、省略可)
- オリーブオイル:大さじ4〜5
作り方
- じゃがいもは皮をむき、3mm厚さの半月切りまたは輪切りにします。玉ねぎは薄切りにします。
- 木綿豆腐はキッチンペーパーで包み、軽く重しをするか、電子レンジ(600W)で2〜3分加熱するなどしてしっかりと水切りをします。
- ボウルに水切りした豆腐、片栗粉、塩、こしょう、ターメリックパウダー(あれば)を入れて、泡立て器やフォークでなめらかになるまでよく混ぜ合わせます。ダマがなくなるまでしっかりと混ぜてください。これが卵液の代わりになります。
- フライパンにオリーブオイル大さじ3を熱し、じゃがいもと玉ねねぎを入れて中火で炒めます。じゃがいもが透き通るまで、5〜7分ほど焦げ付かないように炒めてください。
- 炒めたじゃがいもと玉ねぎを(3)の豆腐のボウルに移し入れ、全体が均一になるようゴムベラなどで優しく混ぜ合わせます。
- 同じフライパンに残りのオリーブオイル大さじ1〜2を足し、(5)の生地を流し入れます。ヘラで表面を平らにならし、弱火にして蓋をします。
- 片面をじっくりと10〜15分焼きます。底がきつね色に焼け固まってきたら、フライパンより一回り大きい皿などをかぶせ、フライパンごとひっくり返してオムレツを皿に移します。
- フライパンに滑らせるようにしてオムレツを戻し入れ、蓋をしてさらに5〜10分、裏面も焼き色がつくまで焼けば完成です。
日本の食材での代替アイデア・ポイント
- 卵の代替:豆腐と片栗粉(または米粉)
- 日本のスーパーで一年中手に入る木綿豆腐が、卵のふんわりしつつも詰まったような食感を出すのに適しています。しっかりと水切りすることが、生地がべたつかず、固まりやすくなる重要なポイントです。
- 片栗粉や米粉は、豆腐だけでは難しい「つなぎ」と「固める」役割を果たします。どちらも日本の家庭に常備されていることが多い食材です。
- ターメリックは色付けのためですが、日本のスーパーでスパイスコーナーに行けば手軽に入手できます。少量加えるだけで、卵黄のような綺麗な黄色に仕上がります。
- じゃがいも: 日本で一般的に売られている男爵薯やメークインなど、どの品種でも美味しく作れます。新じゃがいもの時期は皮付きのまま使うのも風味が良いですが、その際は皮をよく洗ってください。
調理のコツやアレンジ案
- 焼き加減: 弱火でじっくり焼くことで、中まで火が通りつつ、焦げ付きを防ぐことができます。裏返す時は、崩れないように慎重に行ってください。両面しっかり焼き色がつくまで焼くと、香ばしさが加わります。
- 冷めても美味しい: このヴィーガンオムレツ風は、冷めても美味しくいただけます。お弁当のおかずや、作り置きにも適しています。
- アレンジ: じゃがいもや玉ねぎと一緒に、日本のスーパーで手に入る他の野菜(ほうれん草、ピーマン、きのこ類など)を加えても美味しく仕上がります。ハーブ(パセリのみじん切りなど)を生地に混ぜ込んだり、焼き上がりに散らしたりするのもおすすめです。
- スパイスで風味アップ: クミンやパプリカパウダーなどを少量加えることで、より本格的なスパイスの風味を楽しむことができます。
まとめ
スペインの定番家庭料理であるじゃがいもオムレツ(トルティージャ)を、日本の身近な食材である豆腐と片栗粉などを活用してヴィーガン仕様にアレンジしました。卵や特別な食材を使わなくても、満足感のある美味しい一品が手軽に作れます。ぜひ日本のスーパーで材料を揃えて、ご家庭で「世界の定番ヴィーガンレシピ」を楽しんでみてください。