日本の食材で簡単!世界の定番 ヴィーガンダルカレー風
世界の定番ヴィーガンレシピを日本の食材で
インドの家庭料理として世界中で親しまれているダルカレーは、レンズ豆を主な材料とした栄養豊富でヘルシーな一品です。一般的にヴィーガン対応が容易な料理であり、その優しい味わいは多くの人々に愛されています。
このダルカレーを、日本のスーパーで手軽に入手できる食材を使って簡単に作る方法をご紹介いたします。本場のスパイスをすべて揃える必要はありません。日本の家庭にあるものや、比較的簡単に見つかるスパイスで、風味豊かに仕上げることができます。
材料リスト
(2人分)
- 乾燥レンズ豆:100g
- 玉ねぎ:1/2個
- カットトマト缶:1/2缶(約200g)
- ニンニク:1かけ
- 生姜:1かけ
- 植物油:大さじ1
- A
- ターメリックパウダー:小さじ1/2
- コリアンダーパウダー:小さじ1/2
- クミンパウダー:小さじ1/2
- カイエンペッパーまたはチリパウダー:少々(お好みで辛さを調整)
- 水:300ml
- 塩:小さじ1/2〜(味を見て調整)
- 醤油:小さじ1
- (お好みで) ガラムマサラ:小さじ1/2
- (お好みで) パクチーまたは刻みネギ:適量
作り方
- 乾燥レンズ豆はざっと洗っておきます。(浸水は不要なタイプがほとんどです)
- 玉ねぎ、ニンニク、生姜はそれぞれみじん切りにします。
- 鍋に植物油を中火で熱し、玉ねぎを入れてしんなりするまで炒めます。
- ニンニク、生姜を加えて香りが立つまでさらに炒めます。
- Aのスパイスすべてを加えて、弱火で30秒ほど、スパイスの香りを引き出すように炒めます。焦がさないようご注意ください。
- カットトマト缶、洗ったレンズ豆、水を鍋に加えます。よく混ぜ合わせます。
- 沸騰したら出てくるアクを丁寧に取り除きます。蓋をして弱火にし、レンズ豆が柔らかくなるまで15分〜20分ほど煮込みます。途中で水分が減りすぎたら、適宜水を足してください。
- レンズ豆が十分柔らかくなったら、塩、醤油を加えて味を調えます。お好みでガラムマサラを加えて軽く混ぜ合わせます。
- 器に盛り付け、お好みでパクチーや刻みネギを散らせば完成です。
日本の食材での代替アイデア・ポイント
- レンズ豆: 乾燥レンズ豆は日本のスーパーでも豆売り場や輸入食材コーナーで見かけることが増えました。色の種類は問いませんが、赤いレンズ豆は煮崩れやすく、よりとろみが出やすいという特徴があります。緑や茶色のレンズ豆は形が残りやすいです。どちらのタイプでも美味しく作れます。水で戻す必要がないため非常に手軽です。
- スパイス: Aでご紹介したスパイスは、それぞれ単体で揃えるのが理想ですが、日本の一般的なスーパーでは全てのパウダーが見つけにくい場合もあります。その際は、無添加のカレー粉で代用することも可能です。カレー粉を使用する場合は、Aのスパイスは加えずに、カレー粉を小さじ1〜2程度、お好みの量加えて手順5で炒め合わせてください。日本のスーパーで入手しやすい基本的なスパイス(クミン、コリアンダー、ターメリック)があれば、十分に本格的な風味が再現できます。
- ニンニク・生姜: 生のものが手に入らない、または手軽に作りたい場合は、市販のチューブタイプのすりおろしニンニク・生姜でも代用可能です。その際は、炒める際に焦げ付きやすいので弱火で慎重に加熱してください。
調理のコツやアレンジ案
- 煮込み時間: レンズ豆の種類やお鍋によって煮込み時間は多少変わります。レンズ豆が指で簡単に潰せるくらい柔らかくなっていれば大丈夫です。お好みのとろみ加減になるまで煮込んでください。煮詰まって水分が足りなくなったら、その都度少量の水を足しながら煮込みましょう。
- 風味のコツ: 手順5でスパイスを油と一緒に炒めることで、香りがぐっと引き立ちます。ここは焦がさないように注意しつつ、しっかりと香りを立たせるのが美味しく作るポイントです。
- アレンジ: ほうれん草を煮込みの終盤に加えたり、ナスやズッキーニなどの野菜を玉ねぎと一緒に炒めて加えても美味しくいただけます。ひよこ豆や他の豆類を加えてボリュームを出すのも良い方法です。
- 付け合わせ: もちろんご飯との相性は抜群ですが、全粒粉のパン、ヴィーガンのナンやチャパティ、キヌア、クスクスなどとも良く合います。
このダルカレー風レシピで、日本の身近な食材を使い、世界の定番ヴィーガン料理をぜひお試しください。