卵・チーズ・ベーコンなしでも！日本の食材で簡単ヴィーガンカルボナーラ
世界の定番 ヴィーガンカルボナーラを日本の食材で
カルボナーラは、卵黄、チーズ、ベーコン、そして黒胡椒の風味が特徴的なイタリアの定番パスタ料理です。そのクリーミーで濃厚な味わいは世界中で愛されています。しかし、これらの主要な材料はヴィーガンではありません。
そこで本記事では、この美味しいカルボナーラを、日本のスーパーで手に入りやすい身近な食材を使って、ヴィーガン仕様で再現する方法をご紹介します。「卵・チーズ・ベーコンなしでも」満足できる、クリーミーでコクのあるソースの作り方を工夫しました。
材料リスト（2人分）
- パスタ（スパゲッティやフェットチーネなど）: 200g
- 玉ねぎ: 1/2個 (約100g)
- きのこ（お好みのもの、例: しめじ、エリンギ）: 100g
- 木綿豆腐（絹ごしでも可）: 150g
- 無調整豆乳: 150ml
- 味噌: 大さじ1/2
- 醤油: 小さじ1
- にんにく: 1かけ
- オリーブオイル: 大さじ2
- 塩: 適量
- 粗挽き黒胡椒: たっぷり
- （お好みで）栄養酵母（ニュートリショナルイースト）: 大さじ1〜2
作り方
- 玉ねぎは薄切りに、きのこは石づきを取り、食べやすい大きさにほぐしたり切ったりします。にんにくはみじん切りにします。
- フライパンにオリーブオイルとにんにくを入れて弱火で熱し、香りを立たせます。
- 玉ねぎを加えてしんなりするまで炒めます。次いできのこを加えて、しんなりとして焼き色がつくまでしっかりと炒めます。ここで塩をひとつまみ加え、具材に味をつけます。
- 別の鍋にたっぷりの湯を沸かし、塩（湯に対して1%程度）を加えてパスタをパッケージの表示通りに茹で始めます。
- パスタを茹でている間に、ヴィーガンカルボナーラソースを作ります。ミキサーやフードプロセッサーに木綿豆腐、無調整豆乳、味噌、醤油、（あれば栄養酵母）を入れて、滑らかになるまで撹拌します。ミキサーがない場合は、豆腐をフォークなどで潰してから他の材料と混ぜ合わせ、泡立て器などでよく混ぜてください。
- 炒めた具材のフライパンに、火を止めてからソースを加えて混ぜ合わせます。パスタの茹で汁をお玉1〜2杯分加え、ソースの濃度を調整します。再度弱火にかけ、ソースが温まる程度に加熱します（沸騰させないよう注意してください）。
- 茹で上がったパスタを湯切りし、すぐにソースの入ったフライパンに加えて手早く和えます。ソースが麺全体にしっかりと絡むように混ぜてください。もしソースが固すぎる場合は、パスタの茹で汁を少量ずつ加えて調整してください。
- お皿に盛り付け、たっぷりの粗挽き黒胡椒を振れば完成です。
日本の食材での代替アイデア・ポイント
- 卵とチーズの代替: 本レシピでは、木綿豆腐と無調整豆乳でクリーミーなベースを作り、味噌と醤油でコクと風味を加えています。さらに、栄養酵母（ニュートリショナルイースト）は、チーズのような風味を出すための便利な食材です。最近は輸入食品店だけでなく、大きめのスーパーの製菓・製パンコーナーや健康食品コーナーで見かけることも増えました。もし手に入らなくても、味噌の量を少し増やしたり、おろしにんにくを少量加えることで、旨味を補うことができます。
- ベーコンの代替: きのこをじっくり炒めることで、旨味と香ばしさを引き出します。特にエリンギは食感がベーコンに似ているためおすすめです。燻製風味の液体調味料（スモークリキッドなど）を数滴垂らすと、よりベーコンらしい香りを加えることができますが、これは必須ではありません。きのこを炒める際に醤油を少量垂らして香ばしさを出すだけでも美味しく仕上がります。
調理のコツやアレンジ案
- ソースの濃度調整: ソースは熱が加わるととろみがつきます。パスタと和える際に固すぎる場合は、パスタの茹で汁を少しずつ加えてください。パスタの茹で汁には塩分とでんぷんが含まれているため、ソースが麺によく絡み、一体感が出ます。
- 具材のバリエーション: きのこの代わりに、アスパラガス、ブロッコリー、ほうれん草などの野菜や、燻製豆腐、油揚げなどをカリカリに焼いて加えるのも美味しいです。
- 風味付け: お好みでナツメグを少量加えると、本物のカルボナーラのような風味が少し加わります。また、盛り付け時に刻みパセリやヴィーガンパルメザンチーズ（市販のものやカシューナッツなどで手作りしたもの）を散らすと、見た目も華やかになります。
まとめ
このレシピでは、日本の身近な食材を活用することで、卵やチーズ、ベーコンを使わずに、クリーミーで美味しいヴィーガンカルボナーラを実現しました。海外の定番料理も、身近な食材と少しの工夫で、気軽に楽しむことができます。ぜひ、ご家庭で試してみてください。