日本の食材で簡単!世界の定番 ヴィーガンバターチキンカレー風
日本の食材で簡単!世界の定番 ヴィーガンバターチキンカレー風
「グローバル・ヴィーガン・レシピ集」にご訪問いただきありがとうございます。このサイトでは、世界の定番ヴィーガンレシピを、日本のスーパーで手に入りやすい食材を使って実現する方法をご紹介しています。
今回ご紹介するのは、世界中で愛されるカレー、バターチキンカレーをヴィーガン仕様にアレンジしたレシピです。本来はバターや生クリーム、鶏肉を使用しますが、これらを一切使わずに、コク深くクリーミーな味わいを日本の身近な食材で再現します。
このヴィーガンバターチキンカレー風は、動物性食材不使用でありながら、本家にも劣らない満足感のある一品です。特別な食材は最小限にとどめ、日本のスーパーで一般的に手に入るものを中心に材料を揃えました。ヴィーガン料理のレパートリーを増やしたい方、世界の味を家庭で手軽に楽しみたい方におすすめです。
材料
- トマト缶(カットタイプ):1缶(400g)
- 玉ねぎ:1個
- にんにく:2かけ
- しょうが:1かけ
- カシューナッツ(無塩):50g
- ココナッツミルク:200ml
- 水:100ml
- 植物油(サラダ油など):大さじ2
- 市販のヴィーガン対応カレールー(固形):20g程度(約1かけ)
- ガラムマサラ:小さじ1
- クミンパウダー:小さじ1
- ターメリックパウダー:小さじ1/2
- コリアンダーパウダー:小さじ1/2
- ※市販のカレーパウダーでも代用可能です。その場合はカレーパウダー大さじ1程度を使用してください。
- 砂糖:小さじ1
- 塩:小さじ1/2〜1(お好みで調整)
- 醤油:小さじ1
作り方
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下準備:
- カシューナッツは沸騰したお湯に10分ほど浸し、柔らかくしておきます。湯を切り、粗熱を取ります。
- 玉ねぎ、にんにく、しょうがはみじん切りにします。
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炒める:
- 鍋に植物油を熱し、玉ねねぎを加えてきつね色になるまで弱火でじっくり炒めます。
- にんにく、しょうがを加えて香りが立つまでさらに炒めます。
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スパイスを加える:
- 炒めた玉ねぎとにんにく、しょうがに、ガラムマサラ、クミンパウダー、ターメリックパウダー、コリアンダーパウダー(またはカレーパウダー)を加えて弱火でさっと炒めます。焦げ付かないように注意してください。
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煮込む:
- トマト缶を加えて混ぜ、カシューナッツ、ココナッツミルク、水を加えます。蓋をして弱火で10〜15分煮込みます。
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ブレンダーにかける:
- 火から下ろし、粗熱が取れたらブレンダーやミキサーに移し、滑らかになるまで攪拌します。
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仕上げ:
- 鍋に戻し、ヴィーガン対応カレールー、砂糖、塩、醤油を加えます。弱火で混ぜながら、ルーが溶けて全体にとろみがつくまで加熱します。
- 味見をして、必要であれば塩や砂糖で調整してください。
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完成:
- 器にご飯と一緒に盛り付け、お好みでパクチーなどを添えたら完成です。
日本の食材での代替アイデア・ポイント
- カシューナッツ: このレシピのコクとクリーミーさの鍵となる食材です。日本のスーパーでも比較的入手しやすくなりました。もし手に入らない場合や、ブレンダーがない場合は、浸水させた木綿豆腐(約100g)を潰して加えることでも、多少食感は異なりますが、クリーミーさを出すことができます。
- スパイス: 本格的なスパイスが手に入りにくい場合は、市販のカレーパウダーで代用可能です。数種類のスパイスがブレンドされているため、手軽に深みのある風味が出せます。特に「ガラムマサラ」は日本のスーパーでもよく見かけるようになりましたので、これだけは加えるとより風味豊かになります。
- ヴィーガン対応カレールー: 最近では、一般的なスーパーでも動物性原料不使用の固形カレールーが販売されています。パッケージの原材料表示を確認して選んでください。もしヴィーガン対応ルーが見つからない場合は、カレー粉(大さじ1.5程度)と薄力粉(大さじ1)を油で炒めて作る、昔ながらのルウでも代用できます。
調理のコツやアレンジ案
- 玉ねぎをしっかり炒める: 玉ねぎを飴色になるまでじっくり炒めることで、カレー全体の甘みとコクが増します。時間はかかりますが、この工程を丁寧に行うことが美味しくするポイントです。
- カシューナッツの浸水: カシューナッツをしっかり浸水させることで、滑らかに攪拌しやすくなります。時間がない場合は、沸騰したお湯に浸すと短時間で柔らかくなります。
- 具材をプラス: 鶏肉の代わりに、大豆ミート、きのこ類(マッシュルーム、エリンギ)、ナス、ひよこ豆などを加えて煮込むと、食べ応えが増します。工程4で、トマト缶と一緒に加えて煮込んでください。
- 辛さ調整: お好みでチリパウダーやカイエンペッパーを少量加えることで辛さを調整できます。
- 風味アップ: 仕上げに、お好みで植物性ヨーグルト(無糖)を少量かけたり、刻んだパクチーやアーモンドスライスを散らしたりすると、見た目も風味もさらに良くなります。
まとめ
今回は、世界の定番料理であるバターチキンカレーを、日本のスーパーで手に入る身近な食材と簡単な手順でヴィーガン仕様にアレンジする方法をご紹介しました。動物性食材を使わずとも、カシューナッツやココナッツミルク、トマトの旨味で、コク深く満足感のある一皿が実現できます。
ぜひ、このレシピを参考に、世界の味をヴィーガンで手軽に楽しんでみてください。日本の食材の可能性を感じていただけると嬉しいです。