魚介なしでも美味しい!日本の食材で簡単ヴィーガンアヒージョ風
世界の定番「アヒージョ」を日本の食材でヴィーガンに
アヒージョは、スペインのバルで定番の、オリーブオイルとニンニクで具材を煮込むシンプルな料理です。通常はエビやマッシュルーム、砂肝などが使われますが、きのこや野菜を主役にすれば、動物性食材を使わずに美味しく、彩り豊かなヴィーガンアヒージョを楽しむことができます。
このレシピでは、日本のスーパーで手軽に入手できるきのこや野菜を中心に、本場のような風味を出しつつ、より身近な材料で簡単に再現することを目指しました。特別な道具も必要ありませんので、ぜひお気軽にお試しください。
材料(2〜3人分)
- マッシュルーム: 10個程度
- エリンギ: 1本
- ブロッコリー: 1/2株
- ミニトマト: 6〜8個
- にんにく: 2かけ
- 鷹の爪(乾燥唐辛子): 1本
- オリーブオイル: 150ml
- 塩: 小さじ1/2〜1(お好みで調整)
- 黒こしょう: 少々
- お好みでローズマリーなどのハーブ(乾燥または生): 少々
- バゲットなど、添えるパン: 適量
作り方
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材料の下準備:
- マッシュルームは石づきを取り、大きいものは半分に切ります。
- エリンギは食べやすい大きさに手で裂くか、切り分けます。
- ブロッコリーは小房に分け、さっと塩茹で(または電子レンジ加熱)しておきます。
- ミニトマトはヘタを取り、半分に切ります。
- にんにくは包丁の腹で潰すか、薄切りにします。
- 鷹の爪は種を取り除いて輪切りにします(辛いのが苦手な場合は使用量を減らすか、丸ごと使用して後で取り除きます)。
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加熱する:
- 小さめのスキレットまたはフライパンにオリーブオイル、にんにく、鷹の爪、お好みでハーブを入れ、弱火にかけます。
- にんにくの香りがオイルに移るまで、じっくりと加熱します。焦げ付かないように注意してください。
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具材を加えて煮る:
- 香りが立ってきたら、マッシュルーム、エリンギ、ブロッコリー、ミニトマトを加えます。
- 塩、黒こしょうを加えて、具材にオイルを絡めるように混ぜます。
- 弱火のまま、きのこがしんなりして旨味が出るまで5分程度煮込みます。具材全体がオリーブオイルに浸かっている状態が理想です。オイルが足りない場合は少し足してください。
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仕上げ:
- 全体に火が通り、味が馴染んだら完成です。熱々のうちにバゲットなどを添えてお召し上がりください。
日本の食材での代替アイデア・ポイント
- きのこ類: マッシュルームやエリンギの代わりに、日本のスーパーで一年中手に入るしめじ、舞茸、えのき、椎茸など様々なきのこを組み合わせて使うことができます。それぞれのきのこから出る旨味で、より風味豊かに仕上がります。
- 野菜: ブロッコリーやミニトマトの他に、パプリカ、アスパラガス、ズッキーニ、レンコン、カブなど、旬の野菜や冷蔵庫にある野菜を活用できます。火の通りにくい野菜は、事前に軽く加熱しておくと良いでしょう。
- ハーブ: 本来のアヒージョではパセリやローズマリーがよく使われますが、乾燥のものでも十分香りが出ます。もし手に入れば、生のローズマリーやタイムなどを加えると、より本格的な風味になります。無ければ省いても美味しく作れます。
- 唐辛子: 鷹の爪は日本のスーパーでも手軽に入ります。辛さの調整は種を取り除くかどうかや、量で簡単にできます。
調理のコツやアレンジ案
- じっくり加熱: 最初のにんにくと鷹の爪は、焦がさないように弱火でじっくりと香りを出すのが美味しく作るコツです。
- オイルの量: 具材がしっかりオイルに浸るくらいの量が理想です。こうすることで、旨味がオイルに移り、パンにつけても美味しくなります。
- 彩りをプラス: 黄色や赤のパプリカ、緑のアスパラガスなどを加えると、見た目も華やかになります。
- 旨味を加える: 乾燥ポルチーニがあれば、少量をお湯で戻して加えると、さらにきのこの旨味が深まります。戻し汁も少し加えると良いでしょう。
- 残ったオイルの活用: 具材を食べ終わった後のオイルには、具材の旨味がたっぷり溶け出しています。このオイルを使ってパスタを炒めたり、ドレッシングに使ったりと、最後まで美味しく活用できます。
日本の身近な食材で、簡単に作れるヴィーガンアヒージョ風のレシピをご紹介しました。お好みの食材でアレンジして、ぜひご自宅で熱々のアヒージョを楽しんでください。