肉なしでも美味しい!日本の食材で簡単ヴィーガンロールキャベツ風
日本の食材で世界の味を再現!ヴィーガンロールキャベツ風
ロールキャベツは、キャベツの葉で具材を包んで煮込んだ、ヨーロッパを中心に世界中で親しまれている家庭料理です。通常はひき肉を使いますが、今回は肉類を一切使用せず、日本のスーパーで手に入りやすい身近な食材を使って、温かく美味しいヴィーガンロールキャベツ風を作る方法をご紹介します。
特別な動物性食材や海外の珍しい食材は不要です。大豆ミートやきのこ、野菜を使い、トマトソースでじっくり煮込むことで、満足感のある一皿に仕上がります。
材料(4個分)
- キャベツの葉(大きめ): 4〜6枚
- 乾燥大豆ミート(ミンチタイプ): 50g
- 玉ねぎ: 1/2個
- マッシュルームなど好みのきのこ: 50g
- パン粉: 大さじ3
- 無調整豆乳: 大さじ3
- 塩: 小さじ1/2
- こしょう: 少々
- ナツメグ(あれば): 少々
- オリーブオイル: 大さじ1
- カットトマト缶: 1缶(400g)
- 水: 200ml
- 野菜ブイヨン(顆粒またはキューブ): 小さじ2(またはキューブ1個)
- ローリエ(あれば): 1枚
作り方
- 大豆ミートを戻す: 乾燥大豆ミートはパッケージの表示通りに戻し、しっかりと水気を絞っておきます。玉ねぎ、きのこはみじん切りにします。
- キャベツの下準備: キャベツの葉は芯の硬い部分をそぎ落とします。大きめの鍋にたっぷりの湯を沸かし、塩少々(分量外)を加えてキャベツの葉を1〜2分茹でて柔らかくします。ザルにあげて水気を切り、粗熱を取っておきます。
- フィリングを作る: ボウルに戻した大豆ミート、みじん切りの玉ねぎ、きのこ、パン粉、豆乳、塩小さじ1/4、こしょう、ナツメグを入れてよく混ぜ合わせます。
- 包む: 柔らかくなったキャベツの葉の手前側にフィリングを乗せます。手前から奥に巻き込み、両端を内側に折り込みながら最後までしっかりと巻きます。巻き終わりを下にしておきます。
- 煮込む: 鍋にオリーブオイルを熱し、巻き終わりを下にしたロールキャベツを並べ入れます。カットトマト缶、水、野菜ブイヨン、残りの塩小さじ1/4、ローリエを加えます。蓋をして中火にかけ、沸騰したら弱火にして20〜30分、キャベツがさらに柔らかくなるまでじっくり煮込みます。
- 仕上げ: 味を見て塩(分量外)で調整し、器に盛り付ければ完成です。
日本の食材での代替アイデア・ポイント
- 大豆ミート: 乾燥タイプが一般的ですが、湯戻し不要のレトルトタイプも便利です。ミンチタイプを使用すると、肉のひき肉に近い食感になります。
- パン粉: グルテンフリーにしたい場合や手元にない場合は、ご飯(炊いたもの)大さじ3程度や、細かく砕いた麩(お湯で戻して絞る)大さじ3程度でも代替可能です。
- 野菜ブイヨン: ヴィーガン対応の顆粒またはキューブタイプの野菜ブイヨンが市販されています。原材料を確認して選びましょう。もしなければ、干ししいたけの戻し汁を使ったり、香味野菜(セロリの葉やパセリの茎など)を一緒に煮込んだりすることでも風味が増します。
- きのこ: マッシュルーム以外にも、しめじやエリンギなどをみじん切りにして加えても美味しく、旨味が増します。
調理のコツやアレンジ案
- キャベツを柔らかく: キャベツの葉を茹でる代わりに、電子レンジで加熱(1枚あたり600Wで1〜2分目安)しても簡単に柔らかくなります。破れやすい場合は、複数枚重ねて加熱すると良いでしょう。
- 煮崩れ防止: ロールキャベツを鍋に並べる際、隙間なく詰めることで煮崩れを防ぐことができます。葉が破れてしまった場合は、もう1枚の葉で包み直したり、崩れた部分を内側にして包むと良いでしょう。
- 味付けのアレンジ: トマトソースの代わりに、無調整豆乳と野菜ブイヨンで煮込めばクリーム煮風になります。仕上げに黒こしょうや刻みパセリを散らすと彩りも良くなります。
まとめ
日本のスーパーで手に入る身近な食材を活用して作る、ヴィーガンロールキャベツ風はいかがでしたでしょうか。肉を使わずとも、大豆ミートや野菜の旨味、そしてじっくり煮込んだトマトソースで、心温まる美味しい一皿が完成します。ぜひ、ご家庭で世界の定番料理のヴィーガンアレンジをお試しください。