卵・バターなしでも濃厚!日本の食材で簡単ヴィーガンブラウニー
世界の定番スイーツ「ブラウニー」をヴィーガンで
ブラウニーは、アメリカ発祥のチョコレートを使った焼き菓子で、世界中で親しまれている定番のスイーツです。濃厚なチョコレートの風味としっとりとした食感が特徴です。通常は卵やバターが使用されますが、これらを植物性の食材に置き換えることで、ヴィーガンでも美味しく作ることができます。
日本の身近な食材でヴィーガンブラウニーを
このレシピでは、特別な材料は使用せず、日本のスーパーで手に入りやすい食材を中心に構成しました。卵やバターの代わりに絹ごし豆腐や植物油を使用し、しっとりとした濃厚な食感を再現します。複雑な工程は一切なく、誰でも簡単にヴィーガンブラウニーを作れるように工夫しました。
材料リスト
(18cm角型 1台分)
- 薄力粉: 150g
- ココアパウダー(無糖): 30g
- 砂糖(きび砂糖推奨): 100g
- ベーキングパウダー: 小さじ1
- 塩: ひとつまみ
- 絹ごし豆腐: 150g
- 植物油(なたね油、米油などクセのないもの): 80g
- 豆乳(無調整推奨): 50ml
- バニラエッセンス: 少々(あれば)
- 板チョコレート(乳不使用のもの): 50g(刻んでおく)
- お好みでくるみやアーモンドなど: 30g(刻んでおく)
作り方
- オーブンを170℃に予熱し、型にオーブンシートを敷いて準備します。
- ボウルに薄力粉、ココアパウダー、砂糖、ベーキングパウダー、塩を入れて泡立て器でよく混ぜ合わせます。粉類をふるう必要はありません。
- 別のボウルに絹ごし豆腐を入れ、泡立て器やゴムベラで滑らかになるまでよく混ぜます。
- 3のボウルに植物油、豆乳、バニラエッセンスを加えて、さらに混ぜ合わせます。
- 2の粉類が入ったボウルに4の液体を一度に加え、ゴムベラで切るように混ぜ合わせます。粉っぽさがなくなり、全体が均一になるまで混ぜますが、混ぜすぎないように注意します。
- 刻んでおいた板チョコレートと、お好みでナッツ類を加え、さっと混ぜ合わせます。
- 準備しておいた型に生地を流し入れ、表面を平らにならします。
- 170℃に予熱したオーブンで、25〜30分焼きます。竹串を刺してみて、生地がついてこなければ焼き上がりです。
- 焼きあがったら型から取り出し、網の上などで粗熱を取ります。完全に冷めてから切り分けるときれいに仕上がります。
日本の食材での代替アイデア・ポイント
- 卵・バターの代替: 本レシピでは絹ごし豆腐と植物油で代用していますが、これらは日本のスーパーで非常に手に入りやすい食材です。豆腐が生地にしっとり感とまとまりを与え、植物油がコクと滑らかさをプラスします。アボカドやバナナを潰して使うレシピもありますが、豆腐の方が風味の主張が少なく、ブラウニー本来の味を邪魔しません。
- チョコレート: 市販の板チョコレートは乳製品が含まれていることが多いですが、最近では「乳不使用」「ヴィーガン対応」と明記されたものも増えています。成分表示を確認して選んでください。ヴィーガン対応のチョコチップも便利です。
- 砂糖: きび砂糖やてんさい糖は、風味に深みが増すためおすすめです。上白糖やグラニュー糖でも問題なく作れます。
- 豆乳: 無調整豆乳を使用することで、添加物の風味がなくシンプルに仕上がります。調整豆乳や他の植物性ミルク(アーモンドミルク、オーツミルクなど)でも代用可能ですが、甘さや風味のバランスが変わる場合があります。
調理のコツやアレンジ案
- 混ぜすぎに注意: 粉類を加えた後は、混ぜすぎるとグルテンが形成されてしまい、固い仕上がりになります。粉っぽさがなくなる程度に、さっくりと混ぜるのがコツです。
- 焼き加減: オーブンによって焼き時間は多少異なります。25分程度から様子を見て、竹串チェックで確認してください。完全に火が通っていても、ブラウニーは少ししっとりしているのが特徴です。
- アレンジ案:
- 風味を変える: 生地にごく少量のインスタントコーヒーの粉末を混ぜると、チョコレートの風味が引き立ちます。
- 抹茶ブラウニー: ココアパウダーの一部を抹茶パウダーに置き換えると、和風のアレンジが楽しめます。
- 具材を変える: くるみやアーモンドの代わりに、レーズンやクランベリーなどのドライフルーツ、ヴィーガン対応のチョコチップなどを加えても美味しいです。
まとめ
世界の定番スイーツであるブラウニーを、日本のスーパーで手軽に手に入る食材を使って、簡単にヴィーガンで作る方法をご紹介しました。卵やバターを使わないとは思えないほど、濃厚でしっとりとした仕上がりになります。ぜひお試しいただき、身近な材料で世界の味を楽しんでみてください。