牛乳・バターなしでも美味しい!日本の食材で簡単ヴィーガンコーンチャウダー風
世界の定番を日本の食材で:ヴィーガンコーンチャウダー風
コーンチャウダーは、とうもろこしの優しい甘みとクリーミーな口当たりが特徴の、世界中で愛される定番スープです。本来は牛乳やバター、生クリームなど乳製品を使うことが多いですが、ヴィーガンでもこの美味しいスープを楽しめるように、日本のスーパーで手に入りやすい食材を使って再現する方法をご紹介します。
このレシピでは、牛乳やバターの代わりに無調整豆乳と植物油、そして小麦粉を使って、本格的なとろみと濃厚さを実現します。特別な食材は不要ですので、ヴィーガン初心者の方でも気軽にお試しいただけます。日本の家庭でもおなじみのコーン缶を活用して、簡単に作れるのがポイントです。
材料リスト
(2〜3人分)
- とうもろこし(クリームスタイルまたはホール缶): 1缶(約200g)
- 玉ねぎ: 1/2個
- じゃがいも: 1個(中サイズ)
- 植物油(サラダ油、菜種油など): 大さじ1
- 小麦粉: 大さじ2
- 無調整豆乳: 300ml
- 水または野菜だし: 200ml
- 顆粒野菜だし(コンソメタイプ): 小さじ1
- 塩: 少々
- こしょう: 少々
- お好みでパセリのみじん切り: 少々
作り方
- 玉ねぎ、じゃがいもはそれぞれ1cm角に切ります。じゃがいもは水にさらしてでんぷんを取り、水気を切っておきます。
- 鍋に植物油を熱し、玉ねぎを透明になるまで炒めます。
- じゃがいもを加えてさっと炒め合わせます。
- 小麦粉を加え、弱火で粉っぽさがなくなるまで1〜2分炒めます。焦げ付かないように注意してください。
- 水または野菜だしを少量ずつ加えながら、泡立て器などで混ぜて小麦粉を溶きのばします。ダマにならないようにしっかり混ぜてください。
- 残りの水(または野菜だし)と顆粒野菜だしを加え、じゃがいもが柔らかくなるまで蓋をして中火で煮ます(約5〜8分)。
- じゃがいもが柔らかくなったら、とうもろこし缶を汁ごと加えます。クリームスタイル缶の場合はそのまま、ホール缶の場合は一部をフォークなどで潰してから加えるととろみが出やすくなります。
- 無調整豆乳を加え、弱火で温めます。沸騰させると豆乳が分離することがあるため、混ぜながらフツフツとする程度に温めてください。
- 塩、こしょうで味を調えます。
- 器に盛り付け、お好みでパセリのみじん切りを散らして完成です。滑らかな口当たりがお好みの場合は、全量または一部をミキサーにかけてから鍋に戻して温め直してください。
日本の食材での代替アイデア・ポイント
- 牛乳・バターの代替: このレシピのポイントは、日本のスーパーで手に入りやすい無調整豆乳と植物油、小麦粉でクリーミーなベースを作る点です。豆乳は成分無調整のものを選ぶとより濃厚に仕上がります。もし豆乳が苦手な場合は、オーツミルクやアーモンドミルクでも代替可能ですが、無調整豆乳が最も日本の家庭で入手しやすく、風味もコーンとよく合います。炒め油を少し多めにし、小麦粉を加えてしっかり炒めることで、バターを使ったようなコクととろみを再現できます。
- とうもろこし: 缶詰のクリームコーン缶を使うと、手軽にとろみと濃厚な風味が加わります。ホールコーン缶を使う場合は、一部をミキサーにかけるか、調理中に潰すことでとろみを調整できます。冷凍コーンや生のとうもろこし(茹でて実を外す)を使用しても美味しく作れます。
- だし: 顆粒の野菜だしは、手軽にうまみをプラスできる日本のスーパーの定番アイテムです。昆布や乾燥椎茸を水で戻しただし汁を代用することも可能ですが、顆粒野菜だしを使うと味が安定しやすく便利です。
調理のコツやアレンジ案
- 野菜をしっかり炒める: 玉ねぎを飴色に近くなるまでじっくり炒めると、甘みとコクが格段に増します。
- 豆乳は沸騰させない: 豆乳を加えた後は、弱火でゆっくり温め、絶対に沸騰させないようにしてください。分離を防ぎ、滑らかな状態を保てます。
- とろみの調整: 加える小麦粉の量や、ミキサーにかけるかどうかでとろみを調整できます。よりとろみが欲しい場合は、小麦粉を増やすか、水溶き片栗粉を少量加えてください。
- アレンジ:
- 具材を追加: マッシュルームやブロッコリー、にんじんなどを加えて具沢山にするのもおすすめです。
- スパイシーに: お好みで少量のカレー粉やパプリカパウダーを加えると、風味豊かなコーンチャウダーになります。
- クリーミーさアップ: 茹でてマッシュしたカシューナッツ少量や、アボカド少量と一緒にミキサーにかけると、さらに濃厚なクリーミーさが増します。
このヴィーガンコーンチャウダー風レシピは、日本の身近な食材だけで手軽に作れるのが魅力です。ぜひ、日々のヴィーガンレシピのレパートリーに加えてみてください。