日本の食材で簡単!世界の定番 ヴィーガン麻婆豆腐風
麻婆豆腐は、中国四川省発祥の家庭料理として世界中で親しまれています。ピリ辛の味付けととろみが特徴で、ご飯が進む一品です。この麻婆豆腐を、肉や動物性食材を使わずに、日本のスーパーで手軽に入手できる食材でヴィーガン仕様にアレンジする方法をご紹介します。
本格的な麻婆豆腐には豆鼓醤(トウチジャン)や甜麺醤(テンメンジャン)といった中華の調味料が使われることが多いですが、今回はそれらを日本の家庭にある身近な調味料で代用し、手軽に美味しく作れるレシピにしました。ひき肉の代わりに大豆ミートやきのこを使うことで、満足感のあるヴィーガン麻婆豆腐風が完成します。
材料(2〜3人分)
- 木綿豆腐:1丁(約300g)
- 乾燥大豆ミート(ミンチタイプ):20g
- 長ねぎ:1/2本
- 生姜:1かけ(すりおろしまたはみじん切り)
- にんにく:1かけ(すりおろしまたはみじん切り)
- 植物油:大さじ2
- 豆板醤:小さじ1〜2(辛さはお好みで調整)
- A 水:200ml
- A 醤油:大さじ1.5
- A 味噌:大さじ1(米味噌や麦味噌などお好みで)
- A 砂糖:小さじ1
- B 片栗粉:大さじ1
- B 水:大さじ2
- ラー油:お好みで適量
- 粉山椒:お好みで適量
作り方
- 豆腐はキッチンペーパーに包み、軽く重しをするか電子レンジ(600Wで2〜3分目安)で加熱して水切りをし、2cm角に切ります。
- 乾燥大豆ミートはパッケージの表示通りに戻し、水気をしっかりと絞っておきます。
- 長ねぎはみじん切りにします。生姜とにんにくもすりおろすかみじん切りにします。
- フライパンに植物油を熱し、生姜とにんにくを入れて弱火で香りを出すまで炒めます。
- 豆板醤を加えて混ぜながら炒め、香りが立ったら大豆ミートを加えて炒め合わせます。
- Aの材料(水、醤油、味噌、砂糖)を加えて混ぜ、煮立たせます。
- 豆腐を加えて優しく混ぜ、弱火で5分ほど煮込みます。
- Bの材料(片栗粉、水)を混ぜ合わせて水溶き片栗粉を作ります。
- 一度火を止め、水溶き片栗粉を回し入れ、再び弱火にかけて絶えず混ぜながらとろみがつくまで加熱します。
- 長ねぎのみじん切りを加えて軽く混ぜ、お好みでラー油を回しかけます。器に盛り付け、粉山椒を振って完成です。
日本の食材での代替アイデア・ポイント
- ひき肉の代替: 乾燥大豆ミートはスーパーの乾物コーナーや製菓材料コーナーなどで比較的手に入りやすくなりました。もし入手が難しければ、しめじやエリンギといったきのこ類を細かく刻んで炒めることで、食感と旨味をプラスできます。複数のきのこを組み合わせるのもおすすめです。
- 中華調味料の代替: 本レシピでは豆鼓醤や甜麺醤を使わず、日本の味噌、醤油、砂糖で風味を出しています。味噌の種類(米味噌、麦味噌、合わせ味噌など)によって風味が変わりますので、お好みのものをお使いください。少しコクを出したい場合は、ヴィーガン対応のオイスターソース風調味料(市販品)を少量加えるのも良いでしょう。
- 豆板醤: 辛味の要となる豆板醤は、日本のスーパーでも一般的に購入できます。辛さの苦手な方やお子様向けには、量を減らすか、味噌の量を増やして対応してください。
調理のコツやアレンジ案
- 豆腐の水切り: しっかりと水切りすることで、味が染み込みやすく、煮崩れもしにくくなります。電子レンジを使うと短時間で効率よく水切りができます。
- とろみの付け方: 水溶き片栗粉を加える際は、一度火を止めてから回し入れ、再度加熱しながら混ぜるとダマになりにくいです。混ぜながら加熱することで、なめらかなとろみがつきます。
- アレンジ: なすやピーマン、きのこ類など、日本の家庭で馴染みのある野菜を加えても美味しくいただけます。なすは油との相性が良いので、最初に炒めてから他の材料と煮込むのがおすすめです。
まとめ
日本のスーパーで手軽に揃う食材で、世界の定番料理である麻婆豆腐をヴィーガン仕様で作る方法をご紹介しました。動物性食材を使わなくても、大豆ミートや日本の調味料を上手に使うことで、満足感のある美味しい一品が完成します。ぜひ、ご家庭で気軽に挑戦してみてください。