日本の食材で簡単!世界の定番ヴィーガンチャナマサラ
インド料理の定番として世界中で愛されるチャナマサラは、ひよこ豆を主役にしたスパイシーなカレーです。本来は複数のスパイスを使いこなして作られますが、このレシピでは日本のスーパーで手に入りやすい食材と、最低限のスパイスで手軽に本格的な風味を目指します。ヴィーガン対応であることはもちろん、手軽さと美味しさを両立させました。
日本の食材で手軽に!チャナマサラを作るコンセプト
チャナマサラの特徴は、ほっくりとしたひよこ豆とトマトベースのスパイシーな味わいです。このレシピでは、スパイスは市販のカレー粉とガラムマサラを中心に構成し、手に入りにくいスパイスは使いません。ひよこ豆は缶詰を使用することで、戻す手間を省き、すぐに調理に取り掛かれるようにしています。
材料リスト
(2〜3人分)
- ひよこ豆(水煮缶): 1缶(固形量200g程度)
- 玉ねぎ: 1個(みじん切り)
- カットトマト缶: 1/2缶(200g)
- 生姜: 1かけ(すりおろし)
- にんにく: 1かけ(すりおろし)
- サラダ油: 大さじ2
- カレー粉: 大さじ1と1/2
- ターメリックパウダー: 小さじ1/2
- クミンパウダー: 小さじ1
- コリアンダーパウダー: 小さじ1
- ガラムマサラ: 小さじ1/2(仕上げ用にも小さじ1/2)
- 塩: 小さじ1/2〜(味を見て調整)
- 砂糖: 小さじ1
- 水: 100ml
作り方
- ひよこ豆は缶から取り出し、さっと洗って水気を切っておきます。
- 厚手の鍋またはフライパンにサラダ油を熱し、玉ねぎのみじん切りを加えて中火で炒めます。きつね色になるまで、根気よく炒めてください。
- 玉ねぎが色づいてきたら、すりおろした生姜とにんにくを加えて香りが立つまで1分ほど炒めます。
- 火を弱火にし、カレー粉、ターメリックパウダー、クミンパウダー、コリアンダーパウダー、ガラムマサラ(小さじ1/2)を加えて、粉っぽさがなくなるまで30秒ほど炒めます。スパイスの香りが油に移るようにじっくり炒めるのがポイントです。
- カットトマト缶を加えて混ぜ合わせ、弱火で5分ほど煮詰めます。トマトの酸味が和らぎ、油が分離してくるくらいまで煮込むとより美味しくなります。
- 水気を切ったひよこ豆と水を加えて全体を混ぜ合わせます。煮立ったら蓋をして、弱火で10分ほど煮込みます。ひよこ豆に味が染み込むように時々混ぜてください。
- 蓋を取り、塩と砂糖を加えて味を調えます。仕上げにガラムマサラ(小さじ1/2)を加えて混ぜ合わせ、さっと火を通します。
- 器に盛り付ければ完成です。ご飯やパン、お好みのものと一緒にお召し上がりください。
日本の食材での代替アイデア・ポイント
- スパイス: レシピでは基本的なスパイスを記載していますが、もし個々のスパイスが揃わない場合は、市販のカレールーの代わりに使えるタイプのカレー粉(フレーク状や顆粒状でないもの)と、ガラムマサラがあれば、おおよそチャナマサラらしい風味を作ることができます。その場合、カレー粉の量は商品の種類によって調整してください。辛さをプラスしたい場合は、一味唐辛子を少量加えることで代用可能です。
- ひよこ豆: 乾燥ひよこ豆を使用する場合は、一晩水に浸けて戻し、柔らかくなるまで茹でてから使用してください。ただし、缶詰が最も手軽でおすすめです。
- 油: サラダ油の代わりに、菜種油や米油など、香りがあまり強くない植物油をご使用いただけます。
調理のコツやアレンジ案
- 玉ねぎをしっかり炒める: 玉ねぎをきつね色になるまで炒めることで、料理全体の甘みとコクが増し、風味が格段に良くなります。焦がさないように注意しながら、じっくり時間をかけて炒めてください。
- スパイスを「テンパリング」: 工程4のスパイスを油で炒めるのは「テンパリング」と呼ばれる手法に近いです。これによりスパイスの香りが油に溶け出し、料理全体に風味が広がります。焦げ付きやすいので、火加減は弱火で素早く行ってください。
- 他の野菜を追加: ほうれん草やナス、ピーマンなどを加えても美味しくいただけます。玉ねぎと一緒に炒めるか、煮込み途中で加えてください。
- とろみ調整: もしシャバシャバしすぎる場合は、蓋を開けて水分を飛ばしながら煮詰めるか、ひよこ豆の一部を潰して戻し入れると自然なとろみがつきます。
- レモン汁で風味アップ: 食べる直前にレモン汁を少量絞ると、爽やかな風味が加わり、より本格的な味わいになります。
- 付け合わせ: ご飯(特にバスマティライスですが、日本の白米でも美味しくいただけます)、ナン(ヴィーガン対応のもの)、チャパティ、パンなど、様々なものと相性が良いです。
このレシピで、世界の定番ヴィーガン料理であるチャナマサラを、日本の身近な食材でぜひお試しください。手軽ながらも満足感のある一品になるはずです。