日本の食材で簡単!世界の定番ヴィーガンハンバーガーパティ
世界の定番ヴィーガンレシピを日本の食材で:ヴィーガンハンバーガーパティ
ハンバーガーは世界中で愛される定番料理です。ヴィーガン食を取り入れている方も、この美味しさを楽しみたいとお考えのことと思います。通常、ハンバーガーのパティにはお肉が使われますが、ヴィーガンでは植物性の材料でパティを作ります。
今回は、世界の定番料理であるハンバーガーをヴィーガンで楽しむための「ヴィーガンパティ」を、日本の食材で手軽に作る方法をご紹介します。特別な材料は使わず、日本のスーパーでよく見かける豆腐やきのこを主役に、満足感のある美味しいパティを目指します。日本の身近な食材で、ぜひ本格的なヴィーガンハンバーガーに挑戦してみてください。
材料(パティ約4個分)
- 木綿豆腐 1丁(約300g)
- マッシュルーム 6個(またはしめじ、エリンギなどお好みのきのこ 100g)
- 玉ねぎ 1/4個
- パン粉 大さじ5
- 片栗粉 大さじ2
- 醤油 大さじ1
- ケチャップ 大さじ1
- ウスターソース 大さじ1/2
- 塩 少々
- こしょう 少々
- おろしにんにく(チューブ可) 小さじ1/2
- オリーブオイル(またはお好みの植物油)大さじ2
作り方
- 豆腐の下準備: 木綿豆腐はキッチンペーパーで包み、重しをするか、電子レンジ(600W)で2~3分加熱するなどしてしっかりと水切りをします。粗熱が取れたら、ボウルに入れてフォークなどで粗く潰します。
- 具材を炒める: マッシュルーム(またはきのこ)、玉ねぎはみじん切りにします。フライパンにオリーブオイル大さじ1を熱し、玉ねぎがしんなりするまで炒めます。次にきのこを加え、水分が飛ぶまでしっかりと炒めます。塩、こしょうを振ります。
- 混ぜ合わせる: (1)のボウルに、(2)で炒めた具材、パン粉、片栗粉、醤油、ケチャップ、ウスターソース、おろしにんにくを加えます。手で粘りが出るまでしっかりと混ぜ合わせます。
- 成形する: (3)のタネを4等分し、ハンバーガーバンズに合うように厚さ1.5~2cm程度の円形に成形します。崩れやすい場合は、手に少量の油(分量外)をつけると扱いやすくなります。
- 焼く: フライパンにオリーブオイル大さじ1を熱し、(4)のパティを並べ入れます。中火で片面がきつね色になるまで3~4分焼きます。裏返して蓋をし、弱火でさらに3~4分、中まで火が通るまで蒸し焼きにします。
日本の食材での代替アイデア・ポイント
- 豆腐: 木綿豆腐を使用することで、しっかりとした食感になります。水切りは崩れ防止のために重要です。手で崩すことで、少し粗めの食感が残り、お肉のような繊維感を出すことができます。
- きのこ: マッシュルームがなければ、しめじ、エリンギ、まいたけなど、風味や食感の異なるお好みのきのこを組み合わせて使うのも良いでしょう。複数のきのこを合わせることで、旨味が増します。干ししいたけを戻して使うと、さらに深みのある味になります。
- つなぎ: パン粉と片栗粉を使いますが、パン粉の代わりに米粉やオートミールを少量加えると、よりヘルシーに仕上がります。片栗粉の代わりに薄力粉や米粉でも代用可能です。
- 味付け: 基本の味付けは醤油、ケチャップ、ウスターソースで日本の家庭になじみやすい味にしています。お好みで、和風だし顆粒(ヴィーガン対応のもの)、味噌、カレー粉、ハーブ類(乾燥パセリ、オレガノなど)を少量加えると、風味の幅が広がります。
調理のコツやアレンジ案
- パティの形: 成形する際に、中心を少し凹ませておくと、焼いたときに中央が膨らみすぎるのを防ぎ、均一に火が通りやすくなります。
- 冷凍保存: 一度焼いてから冷ましたパティは、一つずつラップで包み、冷凍保存が可能です。忙しい日のために作り置きしておくと便利です。解凍する際は、冷蔵庫で自然解凍するか、凍ったままフライパンで蓋をして弱火でじっくり焼いてください。
- アレンジ料理: ハンバーガーバンズに挟むだけでなく、ご飯に乗せてロコモコ丼風にしたり、パン粉をつけずに焼いて和風ソースでハンバーグとして食べるのもおすすめです。
- ソース: 市販のヴィーガン対応ソースを使うほか、大根おろしと醤油で和風ソースにしたり、醤油とみりん、砂糖で照り焼きソース風にするなど、日本の家庭にある調味料で簡単に美味しいソースを合わせることができます。
このヴィーガンパティは、日本の食材で手軽に作れるにも関わらず、満足感があり、様々な料理に応用可能です。ぜひ一度試していただき、ヴィーガン食のレパートリーを広げる一助となれば幸いです。