牛乳・動物性ヨーグルトなしでも!日本の食材で簡単ギリシャ風ヴィーガンヨーグルト
世界の定番、ギリシャ風ヨーグルトをヴィーガンで楽しむ
ギリシャ風ヨーグルトは、通常のヨーグルトよりも水分が少なく、濃厚でクリーミーな食感が特徴の、世界中で愛されている発酵食品です。そのままはもちろん、料理やデザートにも幅広く活用できます。通常は牛乳から作られますが、この濃厚さをヴィーガンで楽しむ方法をご紹介します。
日本の食材で手軽に実現するコンセプト
海外では様々な種類のヴィーガンヨーグルトが手に入りますが、日本ではまだ限られている場合があります。そこで、日本のスーパーで一般的に入手しやすい「無調整豆乳」と市販の「ヴィーガンヨーグルト」を組み合わせ、簡単な水切りプロセスを経ることで、濃厚なギリシャ風の食感を再現します。特別な材料や器具は必要ありません。
材料リスト
- 無調整豆乳: 500ml
- 市販のヴィーガンヨーグルト(プレーンタイプ推奨): 50g
- レモン汁(お好みで、風味付けと凝固促進に): 小さじ1/2程度
作り方
- 清潔なボウルに無調整豆乳と市販のヴィーガンヨーグルトを入れて、泡立て器などで滑らかになるまでよく混ぜ合わせます。レモン汁を加える場合はここで加えてください。
- ザルやストレーナーを用意し、清潔なキッチンペーパーやガーゼ、目の細かい布巾などを敷きます。
- 1の液体を2のザルに移し入れます。ボウルの底に直接液体がつかないよう、ザルを少し浮かせるか、深めのボウルにセットしてください。
- ラップをするか蓋をして、冷蔵庫に入れます。約8時間から一晩(12時間程度)水切りを行います。
- お好みの硬さになったら水切りをやめ、清潔な保存容器に移せば完成です。
日本の食材での代替アイデア・ポイント
- 豆乳の選び方: 成分無調整の豆乳を使用することで、風味に癖が少なく、シンプルで美味しいヴィーガンヨーグルトになります。調整豆乳や豆乳飲料は、甘味料や油分などが添加されている場合があるため、推奨しません。
- ヴィーガンヨーグルトの役割: 少量のヴィーガンヨーグルトを加えるのは、種菌として乳酸菌を増やし、ヨーグルト化を促すためです。市販のヴィーガンヨーグルトは、米やココナッツ、アーモンド、大豆など様々な原料のものがありますが、プレーンタイプであればどれでも使用できます。
- 水切りの工夫: キッチンペーパーを複数枚重ねたり、コーヒーフィルターを使ったり、清潔なふきんやガーゼを使ったりと、ご家庭にあるもので対応可能です。水切り時間によって硬さが変わるので、お好みのテクスチャーになるまで調整してください。しっかり水切りするとチーズのような硬さにもなります。
調理のコツやアレンジ案
- 水切り時間で硬さを調整: 短時間の水切りであればゆるめのテクスチャーに、長時間水切りすればチーズのようにしっかり固まります。用途に合わせて調整してください。
- 風味付け: 水切り後にメープルシロップやアガベシロップで甘みを加えたり、バニラエクストラクトを少量混ぜたりすると、デザート向きになります。
- 様々な活用法: フルーツやグラノーラをトッピングして朝食に、カレーのサイドディッシュとして、ディップソースのベースに、あるいはケーキなどのデザート作りに使うこともできます。酸味を活かしてサワークリームやクリームチーズの代替としても活用可能です。
この方法で、日本の身近な食材を使って、濃厚で満足感のあるギリシャ風ヴィーガンヨーグルトをぜひお試しください。