日本の食材で簡単!世界の定番ヴィーガンブリトー
世界の定番ヴィーガンブリトーを日本の食材で
ブリトーはメキシコをはじめ、北米でも親しまれている定番のファストカジュアルフードです。トルティーヤに様々な具材を包んで食べるスタイルは、野菜や豆、ご飯などをたっぷり使いやすく、ヴィーガン仕様にも非常に適しています。
しかし、本場のレシピでは特定のチーズやスパイスミックス、サルサなどを用意する必要があり、ヴィーガン仕様にするとなると、さらに特定の代替食材が求められることがあります。そこで、このレシピでは、日本のスーパーで手軽に手に入る食材を中心に、世界の定番であるヴィーガンブリトーを簡単に実現する方法をご紹介します。特別な食材を探し回る必要はありません。
材料リスト
(ブリトー 約4本分)
- トルティーヤ(市販品):4枚
- ごはん(炊いたもの):200g
- ミックスビーンズ水煮缶:1缶(約150g)
- 玉ねぎ:1/2個
- パプリカ(赤または黄):1/2個
- カットトマト缶:1/2缶(約200g)
- にんにく:1かけ
- オリーブオイル:大さじ1
- チリパウダー:小さじ1
- クミンパウダー:小さじ1/2
- 塩:小さじ1/2
- こしょう:少々
- アボカド:1個
- レモン汁:小さじ1/2
- (お好みで)パクチー(刻み):適量
- (お好みで)ヴィーガンチーズ(シュレッドタイプ):適量
作り方
- 玉ねぎ、パプリカ、にんにくはそれぞれみじん切りにします。ミックスビーンズは軽く水気を切っておきます。
- フライパンにオリーブオイルとにんにくを入れて弱火で熱し、香りが立ってきたら玉ねぎを加えて透明になるまで炒めます。
- パプリカを加えてさっと炒め、ミックスビーンズとカットトマト缶を加えて混ぜ合わせます。
- チリパウダー、クミンパウダー、塩、こしょうを加えて混ぜ、蓋をして弱火で10分ほど煮込みます。途中、水分が多すぎる場合は蓋を取って煮詰めてください。味がなじんだら火から下ろします。
- アボカドは皮と種を取り、フォークなどで粗く潰します。レモン汁を加えて混ぜ合わせます。
- トルティーヤをパッケージの表示に従って温めます。電子レンジやフライパンで軽く温めると、巻きやすくなります。
- 温めたトルティーヤの手前側に、ごはん、4の具材、5のアボカドを乗せます。お好みでパクチーやヴィーガンチーズも加えます。
- トルティーヤの手前側から具材を包み込むように巻き込み、両端を内側に折り込み、最後までしっかりと巻いて完成です。必要であれば巻き終わりを下にしてしばらく置くか、フライパンで軽く焼くと形が安定します。
日本の食材での代替アイデア・ポイント
- ミックスビーンズ: ミックスビーンズの水煮缶は多くのスーパーで入手可能です。手に入りにくい場合は、大豆やひよこ豆の水煮缶で代用しても美味しく作れます。
- スパイス: チリパウダーやクミンパウダーは、一般的なスーパーのスパイスコーナーに置かれています。もし個別のスパイスがない場合でも、「タコシーズニング」などの市販のメキシカンミックススパイスがあれば、そちらで代用しても手軽に本格的な風味が出せます。
- アボカド: 本場ではワカモレ(アボカドディップ)を添えることが多いですが、ここではトルティーヤに直接挟む具材としてアボカドを使います。アボカドは日本のスーパーでも通年比較的手に入りやすい食材です。レモン汁を加えることで変色を防ぎ、爽やかな風味をプラスします。
- ヴィーガンチーズ: ヴィーガンチーズはまだ一部のスーパーでしか扱っていないこともありますが、無理に使う必要はありません。アボカドだけでも十分クリーミーで美味しいです。よりチーズ風味を求める場合は、栄養酵母(ニュートリショナルイースト)を少量加えるという選択肢もありますが、こちらは輸入品店などで見つかることが多いです。
- サルサソース: 市販のサルサソースも日本のスーパーで手軽に入手できます。具材と一緒に挟んだり、完成したブリトーに添えたりすると、さらに本格的な味わいになります。トマト缶と玉ねぎ、スパイスなどで手作りすることも可能です。
調理のコツやアレンジ案
- 具材の水分調整: ブリトーを巻く際に具材の水分が多いと、トルティーヤが破れやすくなります。煮込む際にしっかりと水分を飛ばすか、火から下ろした後に少し冷ましてから使用するのがコツです。
- ご飯の種類: 白米だけでなく、玄米や五穀米を使うと、よりヘルシーで食感も楽しめます。
- アレンジ具材: ピーマン、コーン、マッシュルーム、ズッキーニなど、お好みの野菜を加えても美味しいです。ヴィーガンひき肉や豆腐を崩して炒めたものを加えて、ボリュームアップするのも良い方法です。
- 巻き方: トルティーヤの手前、左右の順に折り込み、奥に向かってきつく巻くと崩れにくく綺麗に仕上がります。
- ブリトーボウル: トルティーヤで巻かずに、ごはんの上に具材やアボカドを盛り付ければ、「ブリトーボウル」として手軽に楽しむこともできます。ランチなどにおすすめです。
このレシピを通じて、世界の定番料理であるブリトーを、日本の身近な食材を使って、ヴィーガン仕様で簡単に楽しんでいただければ幸いです。