日本の食材で簡単!世界の定番 タイ風ヴィーガンレッドカレー
世界の定番タイ風レッドカレーをヴィーガンで
タイ料理を代表するカレーの一つ、レッドカレー。ココナッツミルクのまろやかさとスパイスの豊かな香りが特徴で、世界中で愛されている定番料理です。本来は肉や魚介類を使用することが一般的ですが、今回はこの風味豊かなレッドカレーを、動物性食材を一切使用せず、日本のスーパーで手軽に手に入る食材だけでヴィーガン仕様にアレンジする方法をご紹介します。
日本の食材で手軽に作るコンセプト
「世界の定番ヴィーガンレシピを日本の食材で」というサイトコンセプトに基づき、このタイ風ヴィーガンレッドカレーも、特別なアジア食材店に行かなくても作れるように工夫しました。タイ風レッドカレーペーストは日本のスーパーでも複数のメーカーから販売されていますので、お好みのものを選んでいただけます。また、具材は日本の家庭で馴染みのある野菜を中心に構成し、タイ料理独特のハーブ類がなくても美味しく仕上がるよう、シンプルな材料で再現することを目指しました。ココナッツミルクも日本のスーパーで入手可能です。
材料リスト
(2~3人分)
- 無調整豆乳: 200ml
- ココナッツミルク: 200ml
- タイ風レッドカレーペースト: 大さじ2~3(お好みの辛さで調整)
- 醤油: 小さじ1
- きび砂糖(または砂糖): 小さじ1/2
- ナス: 1本(輪切りまたは乱切り)
- パプリカ(赤または黄): 1/2個(一口大に切る)
- たけのこ水煮: 100g(一口大に切る)
- きのこ(お好みのもの、例: マッシュルーム、しめじ): 100g(石づきを取り、食べやすい大きさに)
- 木綿豆腐または厚揚げ: 1/2丁(一口大に切る)
- サラダ油: 大さじ1
- パクチー(お好みで): 適量
作り方
- 鍋にサラダ油を熱し、タイ風レッドカレーペーストを入れて弱火で香りが立つまで1~2分炒めます。焦げ付かないように注意してください。
- ナス、パプリカ、たけのこ、きのこを加えて全体にペーストが絡むように炒め合わせます。
- 無調整豆乳とココナッツミルクを加え、混ぜながら煮立たせます。
- 煮立ったら木綿豆腐(または厚揚げ)を加え、弱火にして蓋をし、野菜が柔らかくなるまで5~8分煮込みます。
- 醤油ときび砂糖を加えて味を調えます。
- 器に盛り付け、お好みでパクチーを添えたら完成です。
日本の食材での代替アイデア・ポイント
- タイ風レッドカレーペースト: 日本のスーパーでは様々なメーカーから販売されています。原材料を確認し、動物性由来の成分(シュリンプペーストなど)が含まれていないヴィーガン対応のものを選んでください。辛さもメーカーによって異なりますので、表示を参考に量を調整してください。
- ナンプラー(魚醤)の代替: 本来タイカレーの味の決め手の一つであるナンプラーは魚醤ですが、今回は日本の定番調味料である醤油で代替します。少量加えることで、風味に深みが生まれます。
- 具材の代替: レシピの野菜以外にも、いんげん、ズッキーニ、カリフラワー、ブロッコリーなど、日本のスーパーで手に入るお好みの野菜を加えていただけます。植物性たんぱく質源としては、大豆ミート(乾燥または冷凍、戻して使用)、油揚げなども美味しく仕上がります。
調理のコツやアレンジ案
- ペーストをしっかり炒める: カレーペーストを油でしっかりと炒めることで、香りが引き立ち、より本格的な風味になります。
- 豆乳とココナッツミルクのバランス: 無調整豆乳を加えることで、ココナッツミルクの濃厚さに加えて軽やかさとコクが出ます。水の代わりに豆乳を使うことで、動物性食材を使わずとも満足感のある仕上がりになります。
- 甘味と塩味の調整: きび砂糖と醤油で味を調える工程で、甘味、塩味、辛さのバランスを調整してください。少しの甘味と塩味(醤油)が、カレー全体の味を引き締めます。
- ご飯との相性: 炊きたてのご飯、特にジャスミンライスがあればより雰囲気が高まりますが、日本の白米や玄米とも大変よく合います。
- 麺類へのアレンジ: 残ったカレーソースは、茹でた米麺(センレックやビーフン)やうどん、春雨にかけても美味しくいただけます。
この日本の食材で作るヴィーガンレッドカレーは、手軽ながらも本格的な味わいを楽しめる一品です。ぜひ、ご家庭でお試しください。